【ハイムテキスタイル】ドイツから帰ってきました【imm cologne】
ドイツから帰ってきました。と言いつつも、既に帰国日から一週間以上が経過しておりまして、ようやくブログに取り掛かった次第です。動画を貼り付けていますので、是非そちらも見てみてください。
メラトニンサプリのおかげか今回も時差ボケとは無縁。2年ほど前から海外出張の折には服用していますが、もう手放せません。空港内のドラッグストアで買えるのでオススメです。
<ハイムテキスタイル2020>
ハイムテキスタイルは毎年1月にドイツのフランクフルトで開催される、ホームテキスタイル分野ではヨーロッパ最大規模の見本市(展示会)です。約3,000の企業が出展し、4日間の会期中に6万人以上が訪れます。
テキスタイル関係の最先端のトレンドや、各企業が今後力を入れていく分野が明らかに見て取れるので、商品の仕入れだけでなく、感度を高めるためにも毎年訪れるようにしています。
多くの方からご好評を頂いている、イタリア・マラゾットのウール・カシミヤ毛布もこのハイムテキスタイルで買い付けています。今年も色々といい話ができました。
また、ここ数年は各社ともに、GOTS(グローバルオーガニックテキスタイルスタンダード)の認証を強調したプレゼンテーションが続いていましたが、今回はその延長線上としてサスティナビリティが加わった印象を受けました。
当店の場合はかねてより環境保全コストの低い、自然素材系の寝具やベッドマットレスを提案してきていますから、環境コストが低い商品が多いのですが、世間一般ではポリエステルなどの化学繊維を使ったものがほとんどですから、この流れは歓迎すべきものでしょう。特に日本において寝具は粗大ゴミの量NO.1ですので、寝具業界の課題としてでなく、社会の課題として取り組んでいく必要があると思います。
<imm cologne 2020>
ハイムの翌週にケルンで開かれる展示会が imm cologne です。ハイムとは違い、インテリアが中心の見本市で、プレミアムメーカーの最新インテリアだけでなく、若手デザイナーの作品、中小規模メーカーの商品も紹介されます。
ゲルテックスで有名なシェララフィア
クオンタムタッチはどうも食指が動きません…
会場がとてつもなく広いので、スケジュールの都合上ベッド関係しか回れていませんが、やはりこちらもハイムと同様サスティナビリティの流れが強くなっているようです。金属スプリングのマットレスは破砕機への負担が大きく、環境保全コストが高いので、そこをどう対策していくかというのが課題ですね。
今後を見据えた楽しい話ができて有意義でした。
<所感>
私どもは寝具の「専門店」です。ただ人任せで、川上から流れてくる情報を指をくわえて待っているだけでは、いずれ停滞し、時代から取り残されてしまうでしょう。専門店としてのさらなるレベルアップを目指すには、やはり自らの足と目と頭を使って、貪欲に知識・知恵を学びにいかねばならない。メーカー任せではいかんわけです。
そういった想いで、毎年決して安くない旅費をかけてドイツまで出向いているわけですが、ドイツも見慣れてきたので、そろそろ次のステージを考えないといけないかも?とそんな考えが頭をもたげていたり。
次はどこにしようかなぁ。